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椎名様 皆様
何を与えるというよりも、何を好んで食べるかを選ばせるという考え方の方がよいでしょう。『地下型の巣箱』方式の基本的な考え方です。
いろいろなものを置いてみて、何を好んで食べるかをよく観察すると良いです。
その理由は、ハムスターが好む食べ物は、年齢によっても季節によっても、種類も量も面白いほどに変化するからで、何をどれだけ食べるかを決めるのはハムスターの方であることが明らかだからです※。
※ただしこの方法が可能なのは、『地下型の巣箱』方式でストレスなく生活していて、【必要なものを必要なだけ食べる】本能が正しく機能しているハムスターに限ります。
【例】みかんをあげると、ミカンの筋を好んで食べることがあります。
筋を取り除いて与えた時、たまたまとった筋を一緒において置いたら、筋だけ食べました。筋はある種の栄養価が凝縮していることを後で知りましたが、ハムスターの方が先に知っていたということです。
また、ヒマワリの種や玄米を好んで食べていたのに晩年にはソバの実を食べるようになった粋なそば好きハムスターもいました。
ペレット派の方には受け入れていただけないことですが、自然界にはありとあらゆるものがあります、その中から必要なものをハムスター自身が判断して食べるという本能があります。この本能を活かしてあげればよいです。
年齢や体格や体調によって食べ物の質や量が変化するのは人とまるで同じだと感じることがあります。
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